一回戦 県立甲賀高等学校vs私立遠江姉妹社高等学校スタメン1センター犬走和巳2セカン

上一篇 / 下一篇  2019-08-12 12:31:50

一回戦 県立甲賀高等学校vs私立遠江姉妹社高等学校スタメン1センター犬走和巳2セカンド月掛充3ショート桐葉刀貴4ファースト道河原玄武5レフト副島昌行6キャッチャー滝音 顯赫植髮好唔好 水7サード蛇沼神8ライト東雲桔梗9ピッチャー藤田拓也控え、白烏結人 このメンバー表を橋じいが書いたのだが、達筆過ぎて普通の人は読めないのではないかと、副島は心配になる。一人一人の名前が列を跨いで記入されている。ぎっしりと大きな行書体で埋まったメンバー表は、部員が10人にはとても見えない。「ほっほ、ついに君たち若人の夢の舞台ですな。富士の頂よりも高い志を胸に抱き、ベエイスボオウルに己の身を投じたもう。では、若人の夢に向かって、万歳三唱といきましょうかな。ふぉっほっ」 ば、万歳!? 慌てて伊香保が止めに入る。「……あ、……あ、いや。先生。橋爪先生、万歳三唱はやめましょう。相手さん、もう整列してこっち見てますし……」「ばんざああい! 甲賀、ばんざああい!」 血が滾ってしまった橋じいが、伊香保の声は耳に入らず、大きなしゃがれ声で叫ぶ。「あ、あわわ」 対戦相手の遠江姉妹社やスタンドに陣取った暇なギャラリーの視線が一斉に甲賀ベンチへ向かう。伊香保の頬は恥ずかしさでリンゴほどの赤さになった。「ばんざーい、ばんざーい」「ばんざーい、ばんざーい」「ばんざーい、ばんざーい」「ばんざーーーい」 野球の儀式かと勘違いした月掛と桔梗、蛇沼に道河原が橋じいを追う。つられて自信なさげに白烏や滝音、まさかの桐葉まで手を上げている。「せんでええ。せんでええねん」 副島が必死に止めると、スタンドから笑いが起こった。「いいぞお、甲賀ぁ。この試合はお前ら応援する」 酔っぱらいが一人ファンになってくれた。


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